イケてない営業

現場にいると、何のために来ているのという営業さんによく出くわします。 大まかにこの3タイプでしょうか。 ・アポなし訪問[営業] ・表敬訪問的営業(とりあえず挨拶に来ましたとか) ・御用聞き的な訪問(最近の造成状況を教えてくださいとか) こういう…

いいね!を集めた先

イベントでよく見られる、自分たちのfacebookへのいいねを押してもらうキャンペーン。 正直なところ、いいねを集めることが目的化していないでしょうか? いいねをたくさん押してもらうことは多くの人にFacebookを通じて自分たちの地域の情報を発信するため…

残念なパンフレット

旅行展や商談会でブースをにぎわすのが出展者のオススメを盛り込んだパンフレット。 勉強のためにいろいろ手に取るのですが、デザインや写真はいいのにどことなく違和感のあるパンフレットが意外に多いのです。 その違和感の理由は単純に「翻訳の問題」だっ…

アクセスからの当事者意識

旅行展のブースではお決まりのようにテーブルいっぱいに観光パンフレットが並びます。 いくつか手に取ってみると、誰に対して情報を発信しているの?と首をかしげたくなるものが多いです。 そのようなパンフレットを手に取るうちに、中身を見ずとも自己満足…

宝の持ち腐れ

今年のITF 日本館はgoogleアンケートが多かったように思います。 いくつかアンケート調査に参加してみたところ、首を傾げるような内容が見受けられました。 またこの設問は何を目的として問うているのだろうというものもママ見受けられました。 アンケート調…

おもて、なし

日本はおもてなしの国 これは嘘だと思っています。 日本はおもて、なしの国 これだったら、納得です。 観光の現場に立つと、エンドユーザーの関心や満足度を高めるということよりも、自分たちのやりやすさが先に立つことがまま見受けられるのです。 お客様フ…

プレシャスな勘違い

先日ハイエンド向けツアーに関する相談を受けました。 アイテナリーを見せてもらいましたが、珍しめの体験やいかにもお金持ち向け的なネタがちらほら… 本物の富裕層とは未だお会いしたことがありませんが、モノの本を読む限り、額面云々よりも価値そのものを…

FITのカテゴライズ

お願いをして、自由旅行向けの旅行セミナーに参加してみました このセミナーでおもしろいと思ったのがFITのカテゴライズ セミナーで紹介されたカテゴライズは次の3つ ・放浪型:アテもなく、ほぼノープランで旅するタイプ ・流行追求型:人気スポットなど、…

モデルのいない、モデルコース

たまにパンフレットなどで見かけるモデルコース よくよく見ると、全てではないですが、たまに不思議なモデルコースを見かけることがあります。 「ワープ」が必要だったり、体験日が限定されていたり、などなど 問題を整理すると、次の通りでしょうか。 ・観…

Cが回せない

10年以上前に就職活動をした時に大きなインパクトがあったのが、PDCAサイクルというフレームワークでした。 それから幾星霜、観光の現場で見えてきているのはPDCAサイクルが回っていない、特にCheckの部分が機能していない現状でした。 具体的には事業評価の…

100万円に値する?

「100万円で数日の旅行プランを立ててくれませんか?」 このような提案をされた場合、どう答えるでしょうか。 言葉が詰まった方、ご自慢の観光資源は100万円にも値しないということでしょうか。 一消費者として、旅行でどこに行きたいか、結構迷うことがあり…

Free wifi、必要?

訪日外国人が不満として挙げるFree wifiの整備。 それを受けてか、いろんなところでFree wifiのホットスポットを目にするようになりました。 ただし一観光客としてみた場合、訪日観光のためのFree wifiの整備はもう時代遅れの感があります。 その理由を次の…

知名度が上がれば?

知名度が上がれば、人は来るのか 安住紳一郎の日曜天国というラジオ番組が滅法界好きなのですが、ゆるキャラブームが下火になったことを伝えるニュースコーナーで、最後に安住紳一郎アナウンサーが発した一言 地方自治体の名前売れば何とかなるっていう考え…

ボランティアガイドは稼げる?

いくつかの観光地で行われているボランティアガイド。 あなたは頼みますか? 私個人はあえて頼もうと思いません。 理由は至極明快 つまらなそうだから ある観光地で元寇に関する逸話が出てきたので、「むくりこくりの成立と関りがあるんじゃないんですか?」…

simple is the best

まずは次の観光地の説明を読んでください。 指南宮の俗称は「仙公廟」といい、孚祐帝君をまつっています。孚祐帝君は八仙の中の呂洞賓のことです。言い伝えによると仙公呂洞賓は仙人になった後、時おり人間界へやって来て、人々を迷いから導いたため、民間の…

多言語表記の是非

訪日外国人が身近な存在になり、様々な場所で多言語表示を目にすることが増えました。 しかしそれは本当に必要でしょうか? 正直なところ、いろんな言語が並列されていて見にくい。 なぜ多言語表記を選択したのか。 翻訳された内容は簡潔化するなど、十分に…

ブラタモリから見えるもの

NHKの人気番組、ブラタモリ 実はあまり見ないのですが、観光業の視点で見ると、あれほどがっかりさせる番組はないです。 解説者はだいたいアカデミズム関係や地元に関係のある企業の人間。 そこに観光業関係者が出ているのをあまり見たことがありません。 地…

正にフライヤー

催し物などで整然と並べられるパンフレット。 そんなパンフレットの山を眺めながら、そして配りながら、思うことはただ一つ。 ごみ(になるもの)を無駄に生産して、消費しているなぁ 当事者はそんなつもりは微塵にも思っていないのでしょうが、お客さんの手…

ITFの現場より

今年もITFに参加しました。 ITFに参加する度にいろいろ思うことが出てくるのですが、今年は(今年も?)こんなことを思いながら、現場にいました。 ・パンフレットの配布対象は誰か ・持ち込まれたパンフレットはどのような理由で選定されたのか ・同じく出…

ウチはいいところ?

観光プロモーションでよく聞く決まり文句があります。 ウチはいいところだから、ぜひ来てください。 判で押したようにフレーズを聞くので、こういうところほど伸びないだろうなと思ってしまいます。 天の邪鬼的に言うと、こんなツッコミをしたくなります。 …

有名観光地とブランド米の語られ方

いつだったか、ブランド米があふれて、どれを選べばいいのかという報道がありましたが、それって今の観光をめぐる現状も同じだと感じました。 例えば... (ブランド米)この○○はおいしいです (有名観光地)ウチの○○はいいところです どちらもおいしい、いい…

二次交通という幻想

二次交通の便利、不便はインバウンドに影響するのか。 個人的には影響はあるかもしれないが、決定的な要素ではないというところでしょうか。 逆を考えると分かりやすいのですが、外国人観光客にとって日本で最も二次交通の便がよいであろう成田市や泉佐野市…

観光客不在?

観光立国が叫ばれ、visit Japanキャンペーンが始まり、2020年東京オリンピックの開催が決定し、爆買いが世間をにぎわせ、ここ数年観光業やインバウンドが経済活性化、地方創生の起爆剤として期待されています。 では、一人の観光客として見た場合、観光の現…