残念なパンフレット

旅行展や商談会でブースをにぎわすのが出展者のオススメを盛り込んだパンフレット。

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勉強のためにいろいろ手に取るのですが、デザインや写真はいいのにどことなく違和感のあるパンフレットが意外に多いのです。

 

その違和感の理由は単純に「翻訳の問題」だったりします。

 

具体的に言うと、直訳に近い翻訳がパンフレットの誌面を飾っているのです。

 

よく見られる翻訳は原文を直訳、逐語訳に留まるようなものが多く、訴求相手や読者がどのような人間なのかを想定していないかのような翻訳が多々見受けられます。

全てではないでしょうが、留学生や価格の安い翻訳会社に依頼することが多いようです。

留学生の翻訳は経験数からか逐語訳や日常会話レベルの翻訳に偏りやすく、感覚としては学生さんがビジネス文章を書いているかのような稚拙さを感じるようなイメージでしょうか。(もちろん全てではないですが)

 

ちなみに本職の翻訳さんは訴求相手や使用される場、TPOをまず確認すると聞きます。

 

予算の都合などの都合もあるかと思いますが、ビジネスレベルの文章を読み書きできる翻訳さんやネイティブチェックなど多重チェックのある翻訳会社に依頼する方が比較的安全かもしれません。

 

パンフレットはすぐに死蔵、廃棄されてしまうことが普通ですが、日本のパンフレットはデザインや写真がいいものが多いので、こなれていない翻訳があるのは画竜点睛を欠くのような感じで、本当にとても残念でなりません。