二次交通という幻想

二次交通の便利、不便はインバウンドに影響するのか。

個人的には影響はあるかもしれないが、決定的な要素ではないというところでしょうか。

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逆を考えると分かりやすいのですが、外国人観光客にとって日本で最も二次交通の便がよいであろう成田市や泉佐野市でインバウンドが盛り上がっているということは聞いたこともなく.....

 

そもそも地方の関係者が言う「二次交通は不便」というお題目の「不便」とはどういう意味でしょうか?

 

時間がかかる?

本数が少ない?

 

そんな情報を知っているのは、結局は着地、地元の関係者であり、外部からはそもそも不便かどうかすらも判断の基準に上がってこないのが普通ではないでしょうか。

 

海外に旅行しようと思うと分かるのですが、具体的な交通情報・ダイヤ情報が分からないのが常です。

 

その時に立ち現れる観光客の思考の動きはこうではないでしょうか。

 

・大都市以外は交通は不便だろう(という見込み)

・そこまでどう行けばいいのか

・ダイヤや費用はどれくらいなのか

 

このような思考の動きを追った際に二次交通は不便という「妄想」はどこに立ち現れるのでしょうか?

 

一度、二次交通がインバウンドにどう影響するかを冷静に分析した方がいいかもしれません。